’日本酒の神様’ 農口尚彦
お仕事でご縁があり、日本酒の神様が造るお酒をテイスティングさせて頂く機会に恵まれました。
どうせなら 神様にお会いしたくて、石川の能登にある酒蔵に行ってきました!
小松から車で20分走った、美しい自然が残る山里の観音下町(かながそまち)に、農口尚彦研究所はあります。
白山の伏流水を仕込み水に、農口尚彦の酒が生まれます。
1932年(昭和7年)12月24日生まれの89歳、現役としては日本最高齢の農口尚彦杜氏。
70年以上に渡って酒造りに関わり、菊姫、常きげん等の名酒を生み出し、定年退職後は自らの名前を冠にした「農口尚彦研究所」を設立。
特に農口杜氏が一躍世に知られるようになったのは、山廃仕込み酒造りを復活させたことです。
人工的に作られた乳酸を添加して安定的にアルコール発酵を行う「速醸仕込み」に対し、自ら育てた乳酸を使って発酵を行うのが「山廃仕込み」です。
手間も時間もかかりますが、コクがあり、複雑で濃厚な味わいの酒になります。
お会いして一番びっくりしたのが、小柄な体とは裏腹に、分厚い大きな手!
思わず手をスリスリ触ってしまいました。
また90歳近くとは思えないくらいツヤツヤしたお肌!
普段お家ではコタツに入って丸まっている猫ちゃんみたいだそうですが、
酒造りの季節が近づくと、背中がしゃんと伸びてきて、話し方も顔つきも変わっていくとか・・・
「ロマネコンティを2回飲んだ、本当に美味しかった。
だから自分も世界に通じる日本酒を作りたい!」
と、89歳にして夢を熱く語る農口尚彦杜氏。
能登弁で、子供に見たいに一生懸命に語る姿に一同感激❣
農口杜氏の酒は、酸がしっかりしているのが特徴で、コメの甘みもありつつ、キレがあって本当に旨い!!
「杜庵」の開放感ある窓から、四季折々の景色を見ながら農口直彦のお酒をテイスティング
至福の時間!
◇YAMAHAI GOHYAKUMANGOKU
◇YAMAHAI MIYAMANISHIKI
◇YAMAHAI AIYAMA
◇DAIGINJO YAMADANISHIKI
伝説の杜氏 農口直彦氏と
いつまでも元気に酒作りに没頭して頂きたい!
また神様、会いに行きます❣
この記事へのコメントはありません。